ドラムおやじのぼやき

深夜。仕事から帰宅した私はとても疲れていた。

急な仕事が入り、深夜に及ぶ残業が三日目となっていたのだ。

入浴後、翌日の出荷にそなえ、早々に床につけば良いのだが、

心身ともに疲れきっていた私は、ついつい缶ビールの栓を開けてしまった。

心身の疲れを洗い流すかの様に、一気にビールを喉に注ぎ込む。

濁流となったアルコールが喉にぶつかり、細かな泡を伴いながら、食道を駆け抜け、胃へと流れ込んでいく。

『うまい!』

そして、胃から吸収されたアルコールは、四肢の末端の細胞へ

じわじわと染み渡っていく。

体中の細胞一つ一つから、疲れが抜けていくようだ。

缶ビールを半分程飲み干した頃だろうか。

疲れのためか、そうそうに酔いが回った私が、キッチンの隅に何となく目をやると、

キャビネットの隅に視線を感じた!

目を凝らしてみると、隅の暗がりからこちらを伺う”目”がたしかにあるのだ!

やつだ! またやつが現れたのだ。

私が酩酊状態になった時、いつも私をたぶらかしに現れるのだ!

心の底で私の良心が(やつに近づくな! やつは危険だ!)と叫んでいる!

しかし、酩酊した私には”やつ”の妖艶な魅力の前に抗う力など残っているはずがなかった。

激しくわき起こるリピドー(衝動的欲求)!

私は、”やつ”に貪りついた!

(やめろ!とりかえしのつかないことになるぞ!)私の良心が遠くで叫ぶ!

だが、私の暴走した欲求はもはや止められない!

”やつ”も、そんな私を見透かし、さらにあおるかの様な歓喜の声を上げる!

その声に私のリピドーはさらに激しく燃え上がる!

しばらくして。

正気に戻った私は、決まって後悔するのだ。

『またやってしまった…』

『今日も俺の負けだぜ。”カルビー ポテトチップス のり塩味!

のりの風味が憎いぜ! ぱりぱり感もたまらない!』

完食された袋が床に転がる…

『深夜のビール&ポテチってやめられないけど、メタボが気になる…』

空き袋のジャガイモ君が、不適な笑みをたたえているかの様に見えた…


ドラムおやじのぼやき” に対して1件のコメントがあります。

  1. MAMORU より:

    待ってました! ドラムおやじ の ぼ や き 

    こねくり回した 文章が たまりませんねぇ。

    長い冬眠でしたね。  次回作 楽しみにしてますよーーー。

  2. takumi@dr より:

    MAMORUさんありがとうございます!
    『誰も読んでいないだろう』と思いながら、酔った勢いで書いているので、
    思いもよらずこんなコメントが頂けると、感激しちゃいます!
    次回に関しては、『酔い任せ』ということで…

  3. としえ@sax より:

    昨日はお疲れさまでした。
    私も待ってました!
    けど、深夜の残業3日も続いてるなら、
    先に寝てくださいm(__)m

  4. takumi@dr より:

    としえさんありがとうございます!
    おっしゃる通りです…
    でも、こんな時って、心身ともに飢餓状態なんです…

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