ドラムおやじのぼやき

もうどれ程歩いているだろう。

雲一つない空に浮かぶ太陽は、容赦なく私の体を焼き付ける。

しかも、その太陽から身を隠す物陰すらない。

(水が欲しい…)

持っていた水は既に飲み干し、汗すらかけぬ程乾ききった体の表面は、さらさらと塩に覆われていた。

もうろうとした意識のまま、魂の抜けた亡者の様に、この地獄からの出口を目指し、

ふらふらと歩いているのだ。

私は、ある任務をおび、一人秘密裏に目的地に向かい、速やかに遂行した。

しかし、帰還にこれほど苦難するとは誤算であった。

何としてでも予定時間までに帰還せねばならない。

さもなくば、我が組織に壊滅的ダメージを与えることになるだろう。

疲れきった体にむち打ち、歩みを進める。

頭上の高いところで鳥が輪を描く。

(ハゲワシめ、もう死臭を嗅ぎ付けてきやがったか.まだ貴様のランチにはならんぞ!)

その瞬間、目の前の景色が突然崩れた。

ついに私は膝を折って倒れたのだ。

(もう限界だ。ハゲワシよ、ディナーには間に合いそうだな…)

薄れ行く意識の中、遠くに、涼しげな衣装を身にまとったピチピチギャルが見えた。

(幻覚か? 死神のやつめ、粋な計らいをしやがる…)

ぼんやりと見ていると、ピチピチギャルは他にも数人いるようだ。

楽しげな音楽も聞こえてきた。

(いやまてよ! これは現実だ! 俺は帰還できたんだ!)

火事場のクソ力は存在する! 私はすっくと立ち上がり駆け出した!

「ハゲワシよ、ディナーはおあずけだ! アディオス!」

(みっしょんこんぷりーと…)

私は無事帰還し、仲間と合流したのだった.

「お待たせ! 駐車場遠いからもう疲れちゃったよ!

しかも駐車場の入り口がよく分からなくてぐるっと一周したから時間かかっちゃった。

さあセッティングしよ!」

5月に公演したジャズドリームにて、機材搬入後、車を従業員駐車場に止めさせていただいたのですが、ステージまで徒歩で帰ってくるのにちょっと距離があって、疲れたなって話。

ちゃんちゃん!


ドラムおやじのぼやき” に対して1件のコメントがあります。

  1. としえ@sax より:

    おっ!待ってましたおやじ!!
    大変な道のりでしたね!
    無事に帰還出来た伊藤さん、かっこよかったです!!
    また次回もよろしくです!!
    アディオス!(^o^)丿

  2. takumi@dr より:

    ぐらしあす あみーご!
    (ありがとう 友よ)

  3. MAMORU より:

    猛暑中  お見舞い 申し上げます。

    熱い フライパンの 上にいる 今 この迷文 読んで

    クーラーの温度を 思わず 下げてしまいました。    

    ぴちぴちギャル で 意識が戻った?・・・・   

    滝に打たれて 修行じやぁー

    色即是空  諸行無常

    いやぁ どうも 失礼! 暑い 暑い 熱い  熱い
      
    水分 塩分 忘れずに

    ドラムおやじさんにビールを送ります。

  4. 森くん@T.Sax より:

    ぴちぴちギャルw

  5. takumi@dr より:

    MAMORUさん、いつもリアクションありがとうございます。
    連日の猛暑にかなりやられちゃってるようですね。
    ぴちぴちギャルにふらふらとついていかない様にしてくださいね!
    こんな時こそ、日頃の修行の成果を見せる時です。
    心頭滅却し色情因縁を断ち切りましょう!
    森君! あなたもですよ!
    びちびちギャルに反応しすぎです!

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